パワーをつけないエンパワメント その2 ~歪められたセルフイメージ


  • 人生がうまくいかない、コミュニケーションがうまくいかない正体とは

 

私たち一人一人は

 

例外なく

 

生まれながらにしてすごい力を持って生まれてきました。

 

それは人権という「いのちの力」

 

「生きる力」です。

 

すなわち

 

「わたし」が「わたし」であることを

 

大切に思う心の力であり、

 

わたしのいのちを尊重し、

 

ほかの人のいのちを尊重する力です。

 

 

その力は、

 

身分や地域、性別、障がいや病気の有無など関係なしに

 

一人ひとりが平等に持って生まれてくる力です。

 

それが「エンパワメント」の原点であることを前回ご説明しました。

 

 

 

 

「わたしが

 

わたしであることは

 

すごいことだ」

 

「あなたが

 

あなたであることは

 

すごいことだ」

 

 

 

 

そうなのです。

 

 

人は

 

一人残らず

 

こうした素晴らしい力を持って生まれてきました。

 

そして

 

だれの中にも

宝石のような素晴らしい宝物があります。

 

 

ところが

 

どういうわけか、

 

成長し、

 

少年少女時代から大人になってゆき、

 

その宝石の様な力が見えなくなってしまうことが

 

実に多いのです。

 

 

 

本来あるはずの素晴らしい力を見失っているから

 

運命が歪んできたり

 

物事がうまくいかない、

 

コミュニケーションがうまくとれない、

 

夢があってもあきらめてしまう

 

そんな事態に陥っている大人が実に多いのです。

 

 

ではなぜ見失ってしまったのでしょうか?

 

 

 

 

 

  • 私たちが 生まれながらにして持っている力を見失っていく大きな理由

 

 

その理由は

 

大きく分けて二つ考えられます。

 

 

一つは

 

自分の外部から抑圧があったからです。

 

それは幼児期から始まっている・・・

 

大人に対して何の抵抗もできず、

 

精いっぱいの反抗は駄々をこねることしかできなかった幼児期

 

「こうあるべき」としつけようとする大人と

 

「そうなれない」自分自身の間で葛藤が起きます。

 

さらに、年齢に応じて様々な抑圧やストレスにさらされます。

まずしさや病気、障がい、高齢化などで環境が整わなかったり

 

差別やいじめなど、ほかの人から仕打ちを受けたり

 

会社では、やりたくない仕事がうまくできず上司や同僚から罵倒されたり・・・

 

リストラをほのめかされたり

 

「お前なんか大したことはないんだ」と、夢を踏みつぶすようなことを言われ続けたり

 

受験戦争や就職戦争などでたえずだれかと比較され続けたり

 

さらに

 

ひどい場合は

 

虐待や暴力を受ける

 

災害や戦争が起こる

 

など

 

いろいろな外部からの攻撃は、

 

「お前なんか、大した人間ではないのだ」というメッセージを送り続けます。

 

そのマイナスのメッセージに長期間さらされ続けた結果、

 

本来のパワーが発揮できないまま埋もれてしまいます。

 

 

 

しかし問題はそれだけではなかったのです・・・・。


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