「強さには二通りある」


こんにちは。

オカリナぽーるである私は

オカリナと詩の好きなロマンチストでありますが、

もう一つの顔、

それは、もののふの道を今も求道している武道家であります。

 

 

実家にある荷物を整理していたら、

 

「燃えるサムライ シゲヒロノート」

 

を発見しました。

 

なくなっていたのでもう、出てこないと思っていたのですが…

 

20代のころでしょうか、

 

私が合気道修行にビシバシっと取り組みながら、

 

気付きを得たことを

 

日記のようにつけていたノートです。

 

 

読み返してみて

 

また新たに気づきました。

 

あれから何十年もたって、

 

心が疲れて しょぼい私に

 

20代の私が諭してくれました。

 

以下

ノートから引用です。

 

「強さには二通りある

 

自らに強大な力のある強さと

 

自らが何の力のない者であることを認めながら

 

天地の愛を背中に引き受けて行く強さ

 

前者は自分ではどうしようもない強敵や

 

難問にくじけざるを得ないが、

 

後者はくじけることない。

 

 

弱くても強く、

 

うまくいかずとも立ちあがれる。

 

 

優しさには二通りある。

 

相手の中に優しさを求めている優しさは真実ではない。

 

本当の優しさは、

 

相手がどんな状態であろうとも優しい。

 

 

 

平和には二通りある。

 

平和な空気でしか憩うことのできない平安は、

 

本当の平安ではない。

 

本当の平安は、暗いところ、

 

争いや責めが絶えないところでも、

 

平安を運ぶ。

 

 

 

祈りには二通りある。

 

こいねがう祈りと

 

悔い改め立ち上がる祈り

 

二つとも、自分を無にしてただ神仏を信頼する。

 

自分を無にし、

 

両手を空にして祈る祈りは真実である。

 

しかし人は弱く、こいねがう祈りが多い。

 

悔い改め、立ちあがる祈りで

 

自らをいつも新しく美しく保ちたい。

 

 

宮本武蔵翁が、

 

神仏を尊びて頼まず

 

と書き記した。

 

武蔵翁の描かれた達磨絵図の境地になりたい。」

 

20代の私が

 

今の私を諭しているという

 

まさにタイムマシンの現象が起こりました。

 

 

時空トラベルです。

 

 

頭脳で創造し

 

心で気付き

 

それを書き記したものは

 

まさに知的所産であり

 

精神的文明です。

 

それが時を超えて生きていることがよくわかりました。

 

 

もう何十年も出てこなかったので

 

なくなったと思っていたノートが

 

おりしも

 

電子書籍を2冊出版した今になって

 

出てきたのは何かの意味があるのかもしれません。

 

 

時代は変わり、

 

いままさに、

 

知的所産、精神的所産を

 

世の中に発信できる主体が、

 

一部のマスメディアだけではなく

 

個人に解放されつつあります。

 

電子書籍出版の普及は、

 

この勢いをますます加速することでしょう。

 

 

確かに生きて、思い、考えた知的所産、精神的所産の証が

 

時代を超えて、

 

個人が文明の中で生き続ける、

 

そういう素晴らしい時代が幕開けします。

 

 

夢、

 

かなえていきましょう。


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