オカリナのはなし


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オカリナって何?

どんな笛?

などよく質問されますので、

 

ここではひとつ

オカリナの話をしたいと思います。

 

オカリナは

土をこねて焼いた、陶器の笛です。

 

発祥はイタリアで、「オカリナ」の意味は

「ガチョウちゃん」とか「かわいいガチョウ」

というイタリア語です。

「オカ」がガチョウの意味で、

それに「~ナ」がつくと

愛称になり

「ガチョウちゃん」とか「可愛いガチョウ」になります。

 

なるほど、

ガチョウと形がよく似ています。

 

このイタリア発祥の素敵な土笛を日本に紹介し、

楽器として定着させた人は、

「アケタオカリナ」の代表である

明田川荘之(あけたがわしょうじ)さんのお父さん、

明田川孝(彫刻家であり音楽研究家でもあった。)が

イタリアでこの楽器に出会って以来

感銘を受け、

日本で独自に作りたいと熱く思われ、研究されて

「アケタオカリナ」を創始されたことが始まりです。

 

それ以来、

この笛は

多くの人々に親しまれるようになりました。

 

明田川孝さんのお弟子さんに

火山久という作曲家・オカリナ演奏家がおられました。

火山先生は、

クラシック音楽も作曲される素晴らしい先生でした。

1970年代、昔懐かしい森永キャラメルのコマーシャルで

エンゼルが可愛いお尻を出して

「ピッピッポッポ」という笛の柔らかい音色

あのオカリナを手作りで作り、演奏されたのは火山先生でした。

 

火山先生手作りの伝説のオカリナは

姫路にあります「テレマン楽器」に非売品で置かれていて、

吹かせていただいたときは

どういうわけか涙が流れました。

 

火山久氏先生のお弟子さんの一人が

あの有名な宗次郎さんです。

 

また、明田川孝さんの息子さん、

現在はアケタオカリナの代表を務めておられます

明田川荘之さん、

 

口では語れません、

会ってみないとわからない、

すごい方です。

 

まるで

すごく美しいけど、

すごくロマンチックだけど

すごく親しみやすく面白いけど、

すごくお茶目なオカリナのような人です。

 

自称も他称も「天才アケタ」

オカリナ奏者であり、ジャズピアニストでもあり、

大学で教鞭もとっておられ、

私の町にも赤レンガでのジャズとオカリナのコンサートに来られました。

その際には

天才アケタと共演させていただき、

本当にベリー・ジーニアスな経験をさせていただきました。

 

次回の記事では、私とオカリナ(ガチョウちゃん)との

楽しい日々について語らせていただきます。


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