お利口さんセルフコーチング


こんにちは、オカリナぽーるです。

 

今日は、「おりこう」でセルフコーチングすること

について考えてみたいと思います。

 

まず、人に何かを教えて理解してもらうための基本です。

その人に応じた、その人の理解できる言葉で教えて、

その内容を自分で言わせてみて、

教えられたこととその人が理解したことにずれがないか確認して

(もし簡単にできる事であれば)やらせてみて、出来ることを確認して

 

出来なかったら、最初のサイクルに戻って・・・

 

ということになりますよね。

 

それで、私が小学校のころのことを思い出しました。

私は変わり者で、問題の多い生徒であり、

先生はとても素晴らしい先生でした。

 

先生は、悪いことをした私を職員室に呼んで

「おはなし」を延々としました。

もう、私は泣きそうだったのですが

長い長い「おはなし」の最後に

「じゃあ、先生は君に何を言ったかしら。

何を言われたか説明してちょうだい。」

と私に問いかけるのですが

私は言おうと思えば言えたのですが

先生の声が怖くて、何か責め立てられているようなので

声を出す気持ちになれませんでした。

「何にもわかってないのね。物わかりの悪い子ね」

ということになりました。

 

今から思うに、

これは「理解の確認」をしていたのであって

まさに「先生のための教科書」

のとおり、しっかりと私を指導してくれていたんだと思います。

 

しかしそんな立派な指導を受けていたのに、

私の頭には、長いこと立ったまま話をされてしんどかった、

怖かった

自分がとても悪い子だった

そういう記憶しか残っていないんです。

 

 

何十年もたった先日、

地域の子どもに注意をしなければならない場面になりました。

 

子どもたちが立ち入り禁止の危ない場所で遊んでいて

だれが叱っても言うことを聞かないのです。

 

それで私の出番だったのですが、

あの時の先生と同じ方法しか思いつきませんでした。

しかし、あの時の辛い思いはさせたくないので、工夫しました。

私は、目をキラキラさせて言いました。

 

「面白そうやのう。

遊んでるんか?」

 

子どもたちは目をキラキラさせています。

それで、

相変わらず目をキラキラさせて

「ここで遊んでたらなあ、・・・」

とこの場所で遊んだら危険なことを

アンパンマンとかポケモンとかのたとえも入れて

面白おかしく説明しました。

 

それで、

「はいっ!ではクイズだあ!

さっき、ぼくが言ったこと

説明できる人手をあげてっ!」

 

そうすると

子どもたちは相変わらず目をキラキラさせて、

「はいっ!」

と手をあげます。

 

それでちゃんと言えたので

「おう、言えたやんけ。

えらいぞ。

 

みんな、お利口やなあ。

お利口だから、こんなところで遊ばないよな。

どれだけ危ないか、よおおおーくわかってるもんな。」

満面の笑顔で思いっきりほめました。

 

すると子供たちは

今まで誰に言われても言うことを聞かなかったのが、

違う場所で違う遊びをしようと話し出しました。

 

 

 

さて、私は、

わたしの小学校の時の先生と

どんなちがいを意識したのでしょう?

 

rose-66498_640

私が意識したのは

「先に信じること」

「先にほめること」

です。

そして

雰囲気です。

何か、責めたり注意しているような、厳しい雰囲気でなく、

子どもたちを承認している雰囲気。

キラキラ目を輝かせて、親しく楽しい雰囲気。

 

 

 

たいがい、そうすると、

ほめられたようになっていきます。

 

もし、

そうならなかったら、

相手が聞き分けがないと考えるのではなく、

自分の伝え方が不適切だったと考えます。

 

そうしたら、また戻って、違う伝え方で伝える。

今すぐ再トライするには気まずい場合は

また、別の機会まで待つ。

 

 

そうします。

 

これを

自分が自分自身に対してしてあげるのが、

セルフコーチングなんですよね。

 

自分の中には、コーチの自分と

コーチを受ける自分がそれぞれいます。

 

コーチの自分は

コーチを受ける自分をいろいろ心配します。

 

そんなとき、

まず

先に

自分を信じてあげること。

自分をほめてあげること。

 

それを

結果を待たずに、

先取りしてしてあげましょう。

 

そうしたら、

そういう結果になったかのように

コーチを受ける方の自分はごきげんになって、

本当にそうなっていきます。

 

専門家の場で話す時は

私はこのことを「内なる抑圧からの自己の解放」と言っているのですが

そんな難しい言葉は、ピンとこないと思いますので

「お利口さんセルフコーチング」と言いましょう。

 

さあ、

今日は自分にどんなほめ言葉のご褒美をあげますか?


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。