クリスマス聖歌「きよしこの夜(Silent Night)」の歌詞


クリスマス聖歌「きよしこの夜」が日本に紹介されたのは、1909年のことでした。一時期は小学校の教科書にも載せられています。今日は、「きよしこの夜」の歌詞を、日本語と英語で紹介します。オカリナの伴奏で歌ってみましょう。

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「きよしこの夜」の日本上陸

 

ドイツで作曲されて、大人気となって広がって行った

 

「きよしこの夜」

 

この曲が日本に紹介されたのは1909年のこと。

 

プロテスタント教会で「讃美歌第2編」として日本語の歌詞が歌われました。

 

この曲は1961年には、小学校の唱歌となり、教科書にも採用されました。

 

 

 

また、カトリック教会では

 

カトリック聖歌集111番の「しずけき」として歌われています。

 

曲の出だしが「しずけき 真夜中」になっており、「きよしこの夜」と

 

訳が若干違いますが、

 

 

クリスマスを祈る歌には変わりありません。

 

 

「どっちでもいいんじゃないですか」

 

 

というのが私の意見です。

 

 

きよしこの夜の歌詞

 

 

それでは、この「きよしこの夜」の歌詞を

 

日本語と英語で見てみましょう。

 

 

以下の動画でオカリナ演奏しますから

 

カラオケに行ったつもりで歌ってみてください。

 

 

 

「きよしこのよる」

 

きよし この夜 星は光り

救いの御子(みこ)は 馬槽(まぶね)の中に

眠り給う いと安く

きよし この夜 御告(みつ)げ受けし

牧人達(まきびとたち)は 御子(みこ)の御前(みまえ)に

ぬかずきぬ かしこみて

きよし この夜 みこの 笑(え)みに

恵みの御代(みよ)の 朝(あした)の光

輝けり ほがらかに

 

 

「Silent night」

Silent night, holy night!

All is calm, all is bright.
Round yon Virgin, Mother and Child.
Holy infant so tender and mild,
Sleep in heavenly peace,
Sleep in heavenly peace.

 

Silent night, holy night!
Shepherds quake at the sight.
Glories stream from heaven afar
Heavenly hosts sing Alleluia,
Christ the Savior is born!
Christ the Savior is born!

Silent night, holy night!
Son of God love’s pure light.

Radiant beams from Thy holy face
With dawn of redeeming grace,
Jesus Lord, at Thy birth.
Jesus Lord, at Thy birth.

 

 

 

それでは、祈ります。

あなたの上に

温かいクリスマスがありますように。

クリスマスには「きよしこの夜」をオカリナで


「きよしこの夜。」

 

クリスマスの歌の代表と言っていいでしょう。

 

私は毎年、クリスマスにはこの曲を真っ先にオカリナで吹きます。

 

 

この曲に歌われている物語は

 

イエスの誕生の場面です。

 

 

「きよしこの夜」のできるまで

 

「きよしこの夜」の曲は

 

もともと、ギターのための曲でした。

 

そのいわれは・・・・

 

 

時は1818年、オーストリアの聖ニコラウス教会でのことです。

 

クリスマスイブの前日に、教会のオルガンが壊れてしまったのです。

 

 

しかし、このことがハッピーアクシデントとなり、

 

「きよしこの夜」の名曲が生まれることとなりました。

 

 

「オルガンが壊れては、クリスマス曲の伴奏ができない!!!」

 

 

当時28歳だった教会の若き助祭(いわゆる神父様の補助)であるヨゼフ・モールは

 

ドイツ語の原詩「Stille Nacht」(英訳では「Silent Night」)を急きょ書き、

 

村の音楽教師でオルガン奏者のフランツ・クサーヴァー・グルーバーに

 

ギター伴奏のための作曲を依頼しました。

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当時は、オルガン演奏が伝統であり、

 

ほかの楽器は「世俗的だよ!」としかめっ面されていた固い時代です。

 

 

 

「教会のミサでギターなんて・・・」という声は当然出ておかしくありませんでした。

 

 

 

しかし、助祭のヨゼフは、グルーバーに熱く説得し、

 

グルーバーは徹夜で構想を練って、一晩で曲を書き上げ、

 

ミサが始まるわずか数時間前に曲が出来上がったと言われています。

 

 

 

つまり

 

「きよしこの夜」は、

 

ギターのための聖歌

 

~いま時でいう「フォークソング・ミサ」の曲だったんですね。

 

 

私の個人的な意見ですが

 

教会のミサや礼拝は、祈りの場ですが、

 

祈りを深めるために使う楽器に、制限はないと思うのです。

 

 

つまり、祈りが深まればいいわけで…

 

 

きっと

 

イエスがこの場にいたら、「オルガンが壊れてるなら、ギターがいいね」

 

って言われると思います。

 

 

 

 

私は、教会のミサの席でもしばしばオカリナを演奏します。

 

(ちなみに、先日は、仏教の法要の席でオカリナを演奏してきました )

 

 

このギターのための曲「きよしこの夜」も

 

オカリナに本当にマッチします。

 

 

 

これは私の演奏の動画ですが、

 

ぜひお聞きください。

 

クリスマスの旅路で生まれた 世界でたった一人のベイビー物語


クリスマスの主役は、2000年前に旅路で生まれた一人の赤ちゃんです。

名前はイエス。今日は、イエスの誕生のことを考えます。

 

 

イエスの誕生の夜

 

ある日、まだ結婚していない乙女のマリアのもとに

 

天使が現れます。

 

「マリア!

 

何とあなたは祝された方なんでしょう!

 

神はあなたと共におられます。

 

あなたのおなかの中の子どもイエスも祝福されています!」

 

現れた天使は

 

大天使ガブリエルと言います。

ふぃりぽ 受胎告知

 

マリアはその信じられないお告げに戸惑います。

 

「え?

 

わたし、

 

男の人をまだ一度も知りませんのに」

 

 

そして

 

大天使ガブリエルに、

 

「私は神のはしためです。

 

み言葉のとおりになりますように」

 

 

 

 

この不思議な運命を受け入れるのです。

 

 

そして

 

 

神の子であるイエスは、処女のままの母マリアのおなかに宿り、

 

マリアと婚約していた大工ヨセフは

 

生涯マリアとの間で純潔を守りながら、

 

イエスを育てます。

 

 

イエスが生まれたのは、

 

戸籍調査の命令が下り、

 

ユダヤの全国民が故郷の村に帰らなければならなかったので、

 

マリアとヨセフは、住んでいたナザレから、ヨセフの故郷に帰る旅に出ます。

 

 

 

ちょうど旅のころ、マリアのおなかは、大きくなっており、

 

胎内のイエスはいつ生まれてもおかしくない状況でした。

 

 

その旅の途中、

 

ベツレヘムという町に差し掛かった時に、マリアは産気づきました。

 

もう夜でしたが、ベツレヘムの宿屋はどこも満員でした。

 

ヨゼフは、必死であちこちの家に頼み込みますが、

 

ことごとく断られ、

 

やっとのことで、馬小屋に泊めてもらいます。

 

その馬小屋で、救い主イエスは生まれたのです。

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「きよしこの夜」は

 

旅の途中のベツレヘムで、イエスが生まれた喜びをほのぼのと歌い上げた歌です。