卒業式のあの曲をオカリナで~ヘンデル カンタテ・ドミノ


卒業式や表彰式でよく演奏されるのあの曲。

賞状授与の時などに思い出があるのではないでしょうか。

あの有名な曲は、実は聖歌です。

sailors-60606_1280

ヘンデル作曲の「カンタテ・ドミノ」(Cantate Domino )といいます。日本語の題は「新しい歌を主に歌え」

復活祭などで特別に演奏される合唱曲です。

オーケストラと、大合唱隊で編成される大規模な曲です。

私も聖歌隊のコーラスで、この曲のテノールを歌いました。

本当にハーモニーが美しい。

この素晴らしいハーモニーを何とかオカリナにできないかと

ずっと試行錯誤していました。

まだ研究途中ですが

動画を作りました。こちらです。

原曲は、ラテン語の聖歌で、

イエス・キリストの復活を喜び、賛美する内容になっています。

全人類と、全地に向かって、新しい歌を歌い

復活したイエスをほめたたえ、

その真実を世界に述べ伝えるという内容です。

たしかに、

イエスの復活を賛美する歌ですが、

私はオカリナを吹きながら、ふと感じたことがあります。

作曲者ヘンデルはきっと、

この歌を歌う人

一人一人の復活を

あらかじめ喜び、感謝して作ったのではないかと。

つまり、

時間を超えて、

現在聞いて歌う私たちの復活のことです。

復活?

そう。

復活とは、イエスのように一度死んで蘇るということだけではありません。

過去の悔いも

未来の不安も

一色して新しいいのちの境地に生きること。

それは、

呼吸をするたびに起こっています。

この

私たちの日々の復活を

時間も空間も越えて

ヘンデルはあらかじめ喜び、祝ったのに違いありません。

だから

私は、ヘンデルがもし今生きていて隣に座っていたら

きっとこう言ったに違いない詩をつくって、

動画の中に入れました。

動画をご覧ください。