ともしびは念々と滅すれど、光ありて、暗闇を打ち破る


「ともしびは念々と滅すれど、
光ありて、
暗闇を打ち破る。」
これは、
仏陀(つまり、お釈迦さま)の遺言のお経と言われている
「大般涅槃経」の一句です。

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仏陀が亡くなるとき、
「私の身は滅んでも、
私の教えは滅することなく、
どんな闇をも破ることができる。
この教えを大切に、伝え広げなさい」と
弟子に諭したと言われています。

ところで
私が「Огонёк ともしび」の曲に託した思いは
仏陀の教えではないのですが、

自分自身、
とても耐えられそうもないことを経験したことをもとに
作った詩をメロディーに込めました。

ともしび
Ocarina improvisation “Torch of Hope” ~from Russian folk song “Огонёк”

ともしびを頼りに生きていても
ともしびが消えることもある。

でも
ともしびのない暗い闇のさなかでも
消えることのないかすかなともしびが
いまここにあることに
きみは気づくかな?

真っ暗な夜の海を航海していて
一筋の灯台の光を見つけたら
嬉しく思う。

でも
灯台の光も
月も星も何にもない
真っ黒い暗闇の海にいて
そこでしか見えないほのかな光が
きみに見えるかな?

それは
海にいつもいる
夜光虫の光。

未来も希望も感じない
どんなアイデアも浮かばない
深い心の闇にいても

ずっとともり続けていて
絶対に消えない
小さくて優しいともしびが
きみに見えるかな?

でも今は見えなくてもいいよ。
笑えない時は、笑わなくていい。
泣けない時は、泣かなくていい。
そのままでいれば十分さ。

でも
そんなときも消えずにともり続けている
かすかなともしびが
そのうち見えるさ。

見えてうれしくなったら、少し笑えばいい。
泣きたくなったら、泣きたいだけ泣けばいい。
それでいいんだよ。

晴れてよし 曇りてもよし 富士の山


こんにちは、ぽーるです。

 

今日は、日本の唱歌「富士の山」をオカリナで演奏をしました。

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富士山の歌に思う

 

 

富士山は

日本で一番高い山ですが

 

日本一高い山であると同時に

その美しい姿は

日本人の精神や文化の上でのシンボルでもあります。

 

ふじのやま

Mt. FUJI – Japanese Song with Ocarina

 

 

富士山にちなんで

私が子供のころより大好きな詩があります。

 

「山岡鉄舟」という江戸時代のサムライが作った詩です。

 

徳川幕府の公式の剣術師範である山岡鉄舟は

 

究極の悟りを得た境地を

和歌の中に詠みました。

 

「晴れてよし

 

曇りてもよし

 

富士の山

 

もとの姿は

 

変わらざりけり」

 

 

 

 

つまり、私たちは、富士山をはるばる見に行くとき、

もし空が曇っていたら富士山は見えません。

 

富士山が見えないから、

浅はかな私たちは「富士山なんかないんだ」と思ってしまう。

 

また、

晴れていたら富士山はくっきり見えます。

そして、これまた浅はかな私たちは「富士山があったぞ」と思います。

 

いいことがあったらニコニコしているくせに

 

不安なことがあったら恐れ

わからないことがあったら迷い

明らかでないことには疑い

予想外のことが起こったら驚きます。

 

こういうフラフラした気持ちを克服した境地が

日本の武道では「不動心」と言われ、

山岡鉄舟はこの「不動心」の境地を見事に読みました。

 

剣術にしても、人生にしても

悪いことと、一方でいいこと

苦しいことと、一方でうれしいこと

先行きがわからず不安なことと、

一方で、未来が見えて明るいこと

 

いろいろな事象が起こります。

 

しかし、

どんな事象が起こっていても変わらないこと

 

それは

富士山が晴れていても曇っていても

もとの美しい姿のまま存在しているように

 

私たち自身も

しっかり存在している。

 

だから

いいときも

わるいときも

自分自身を、いつもOKと思えること、

喜んだり恐れたり驚いたり疑ったり迷ったりせず、

ふらつくことなくOKと思えること

 

それが

「武道」で修行する「不動心」のゴールであると共に

私たちの暮らしにもどんな活動にも

役立つ心でもあると思うのです。

 

 

 

 

「きみがよ」に感じる、和と平和の気持ち


こんにちは、オカリナぽーるです。

本日は新年にあたって、日本の国家「きみがよ」をベースにして

私の創作にてオカリナによる即興創作演奏をしました。

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演奏では

私たち日本人が、先祖の代より大切にしてきた「和の心」に

平和への希望をこめました。

 

 

平和の希望~「きみがよ」より、オカリナによる創作即興演奏


平和の希望~「きみがよ」より

Hope for Peace – Ocarina improvisation from Japanese National Song”KIMIGAYO”

 

ある日、私は、一人のミュージシャンのコンサートに行きました。

 

彼のライブを実際に聞くのは、はじめてでした。

 

ときめきながら迎えたオープニング。

ホール全体が沈黙している中、彼は、何の伴奏もなしに

ソロで「きみがよ」を歌い出しました。

 

 

はじめて感じた、言葉で表せない感動。

体中が震えました。

目から涙があふれ出しました。

 

ミュージシャンの名は

角松敏生Toshiki Kadomatsu」と言います。

広いジャンルで、オリジナルのニューミュージックを歌い、

プロデュースもしている

日本の有名なアーチストです。

 

私は、いろいろな儀式の場や勉強の場で

「きみがよ」を何百回と合唱してきましたが、

こんな、生き生きとして、響き渡る「きみがよ」を聴いたのは初めてでした。

こんなに心を動かされた「きみがよ」は初めてでした。

 

 

角松敏生さんの歌う「きみがよ」を聴いて、

私は大きな気付きを得ました。

 

自分の心で

自分の思いを込めて

自分の魂を込めて歌うことで

この、私たちになじみの歌「きみがよ」に翼が生える。

 

だれに歌わされるのでもなく、

自分の心から

魂を込めて歌うことで

音に命が吹き込まれる。

 

こう思いました。

 

 

日本の国家「きみがよ」には

私たちの先祖が何千年もの間大切にしてきた

「こころ」が込められています。

 

一つは、「清い心」

Heart of purity “KIYOI KOKORO”

 

一つは「明るい心」

Heart of brightness “AKARUI KOKORO”

 

そして最も私の大好きな心は「和の心」

Heart of harmony “WANO KOKORO”

 

 

私は、この三つの心を「きみがよ」から味わいながら

自分の心で育み、

私オリジナルの即興演奏を再創作しました。

 

その中に私の願いを込めています。

それは、長く長く続く平和がこれからも固くなっていくこと

です。

 

そしてそれは、力によるものではなく、人々の「和」のつながりによってこそ

維持できると思います。

 

 

数年前日本を襲った「3.11大震災」の津波では

大きな苦しみと同時に、

世界中の人々が、国を超えて、民族を超えて、日本人のために祈ってくださり

支援してくださりました。

私たち日本人は「和」の心が、世界中にあることを実感しました。

 

昨年フィリピンを襲った大きな台風でも

世界中の人々がつながりながら、現地の人々を今も支援しています。

 

新しい年には

この世界中にある「和の心」にもう一度気づきたい、

そう思うのです。

 

「魂は自由だから。」~オカリナ即興演奏(カッチーニのアベマリアより。)


魂は、自由だから。

・・・・

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微笑みをいつも絶やさないように、

明るく、ポジティブになりましょう

 

そいう言われても微笑むこともできないことがある。

 

泣かないで、

前に進みましょう。

 

そういわれても、こらえることができない時がある。

 

 

明るくなんかならないでいいんです。

 

何も話したくない時は、話さなくていいんです。

 

こらえられない時は、泣きまくって、騒ぎまくっていいんです。

 

魂は

 

自由です。

 

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苦しみを避けることはできないかもしれません。

 

いくら注意していても、突然襲う苦しみもあれば、

 

自分のあやまちで、苦しむ結果になったりしますよね。

 

その苦しみに圧倒され、

 

生きている意味すら分からなくなることだって

 

ありますよね。

 

 

 

わからない時は、わからないままでいい。

 

 

 

でも

 

ふと考える余裕が出てきたとき、

 

少し考えてみてほしいんです。

 

 

 

 

 

苦しみを避けることは自由にできないかもしれないけれど、

 

苦しみに対して、

 

どういう態度をとるかは、

 

どんな場合にも自由に決めることができるんですよ。

 

 

 

魂は自由だから。

 

手錠も鎖も、あなたの魂を縛ることはできない。

 

そこには、権力は一切及ばない。

 

 

これはだれもが持っている

 

生まれながらにして与えられた自由。

 

 

この自由をもって

 

賢明な選択をしていきましょう。

 

 

 

降りかかった災難、

犯してしまった過ち、

受けてしまった被害、

など・・・

 

過去の出来事は、

たとえタイムマシンが発明されても変えることはできない。

 

しかし、

たとえタイムマシンがなくても

私たちは

過去の意味を変えることができる。

 

それができるアイテムは

「魂の自由」

 

過去の意味が変われば、

おのずと未来が変わる。

 

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お届けする曲は

「カッチーニのアベマリア」からイメージを発展させて

即興で演奏した曲「魂は自由だから」です。

 

「カッチーニのアベマリア」は、多くのアベマリアと雰囲気が違います。

 

歌詞は単純です。

ただ

「アベ・マリア(ああ、マリアよ)」のみ。

 

私はこの曲の中に

自由な魂の

天を突き抜ける叫びを見つけました。

 

この曲、イタリアの作曲家

ジュリオ・カッチーニが

声楽学校の練習曲として作曲したとされていますが

実は

ソ連の作曲家がカッチーニの名を使って作曲したという説もあります。

公的な宗教芸術や活動が禁止されていたソ連で、

これだけの美しい曲を作曲しても名を出せなかった事情があるのでしょうか。

 

この曲は、

美しい旋律の中に叫びがあります。

 

その叫びに触れて私は

オカリナ演奏の収録中に何度も倒れ、

演奏が途切れては、最初から録りなおす、

そんな中でかろうじて収録をしました。

 

「魂は自由だから」とタイトルを付けた即興演奏、

こちらからご視聴ください。

↓↓↓

「魂は自由だから。」~オカリナ即興演奏(カッチーニのアベマリアより。)

 

 

 

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南の島の友情に思う ~あるゴスペルのオカリナ演奏~


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もう何年も前の思い出です。

ある南の島でふらふら歩いていて、

古びた教会があったので入りました。

ちょうどミサが行われていて、

貧しい教会で、オルガンも楽器も何もない。

 

そして、

みんながアカペラで歌を歌いだしました。

そのハーモニーの美しいことは、口ではとても表現できません。

おそらくタガログ語でしょうか・・・

まるで、花々が歌いあっているような

天に上るような調和の旋律

本当に魂が躍りました。

 

教会の外では、さざ波の音と風の音。

窓から、海に沈む夕日の赤い光が差し込んでいました。

ミサが終わって、歌を歌っていたみんなが、親切に話しかけてくれました。

言葉は通じませんでしたが、

笑顔と握手の中に、みんなと友情をかわしました。

 

 

私は

あることで落ち込んでいて

ふらふらと幽霊のように南の島をさまよっていたのですが

だれに案内されたわけでもなく、引き寄せられるように入った

寂れた教会。

そこで聞いた歌が忘れられなかった。

魂が救われた経験です。

 

 

何年か経ちました。

 

 

今度はその時の情景と対照的ですが

ネオンきらめく繁華街。

この時もふらふら歩いていて、誘われるままに

ショーパブに入ったのですが、

フィリピンのダンサーたちが、素晴らしいショーを見せてくれました。

横に座ってくれたダンサーと片言の英語で話しているうちに、

南の島で聞いたゴスペルの話になり、

ゴスペルが好きだというと、

あと二人のダンサーも私のボックスに座りに来て、

三人でゴスペルを歌ってくれました。

その歌が、あの時南の島で聴いた、魂踊るゴスペルだったのです。

見事なハーモニーで、

さっき見たダンスショーの107倍はインパクトありました。

嬉しくて、今も脳裏に焼き付いています。

 

 

何とかあの調べを再現できないかと思ってきたのですが、

オカリナでやっと、演奏する気持ちになりました。

しかしあの美しさの7分の一も表現できていないと思います。

 

波の音、

沈む夕日、

緩やかな時間、

そしてその中で響くハーモニー、

オカリナ演奏はこちらの動画からご覧ください。
↓↓↓
http://youtu.be/G8Xutf4mTeE

 

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